世界の窓を通して、その土地の歴史や文化を訪ねてる短編世界紀行番組。
今回訪れたのはルーマニア。美しい 2 つの窓を覗いてみました。
ルーマニアで最も美しい景色を臨む!?ブシュテニの窓
ルーマニア中央の美しい山と渓谷に囲まれたブシュテニ。そこに1911年に完成したカンタクジノ宮殿が建っています。アールヌーボーの影響を受けたネオ・ルーマニア様式です。テラスの横のアーチ窓には、繊細な花柄模様が彫刻されています。イタリアで作られたステンドグラスを開けると、目の前にはルーマニアで随一の眺めが広がります。そこに宮殿が建てられたのは、国王の城よりも美しい外観と眺めを望んだ富豪の要望でした。(BS-TBS 世界の窓 公式ホームページより)
実は、このカンタクジノ宮殿は、 Netflix のホラー コメディ シリーズ「Wednesday (ウェンズデー)」のロケ地。イメージ的に不気味な場所かと思いきや、観光客もルーマニアNo.1と言われる絶景を見ようと集まってくる壮麗な建築物。
当館は煉瓦と石で建てられ、内装もステンドグラスなどの装飾が本当に美しいです。
テラスに出ると、こんなに優雅で美しい景色が待っています。ルーマニア旅行の際には、ぜひ隠れ観光スポット「カンタクジノ宮殿」へぜひ行かれてみてください♪
プスティアナ「小さな村に息づく伝統」
ルーマニアの小さな村、プスティアナ。約250年前にチャーンゴーの人々が住み着き、伝統を紡いできました。いまや数少なくなった伝統家屋。そのひとつを訪ねると、白壁に青い窓枠と赤い花が添えられ、まるで絵画のようです。村で塗料が売られる前は、周辺で湧き出ている原油を窓枠の木材に塗って保護していたといいます。ガラスがないときは、豚の膀胱を膨らませてそれを窓にしていたとか。そんな記憶を紡ごうとする研究者がいました。(BS-TBS 世界の窓 公式ホームページより)
民俗学博士であり、地域食文化博士でもあるニストル・ティンカ氏のご自宅の窓を撮影。
彼女が生まれたのも育ったのもこの家。お父様が建てたそう。現在は、自宅をチャンゴ―民族の暮らしを紹介する博物館として開放しています。
今では訪れた観光客に地元料理を振る舞ったり、チャンゴ―の伝統や歴史を見守り続けてきた窓です。
この窓には家族との思い出や彼女の人生の風景が詰まっていました。